人気グループ嵐の二宮和也が、ジャニーズ事務所の創業者ジャニー北川氏に対する衝撃的な言及を行った。彼は、自身の誕生日に出版した新書の取材会で、ジャニー氏が事務所を作った一方で、壊した存在であると語り、過去の問題に対する謝罪を求めた。この発言は、ジャニーズ事務所の内部での暗い側面を暴露するものとして注目を集めている。
二宮は、ジャニー氏に対して「人様に迷惑をかけずに生活してくれていれば、僕が所属した事務所はなくならなかった」と述べ、彼の行動が自身のキャリアにどれほど影響を与えたかを強調した。さらに、彼は「ジャニー氏が生きている間に言わなければ意味がない」とも語り、ジャニーズタレントとしての恩恵を受けながらも、過去の問題に目を向けない姿勢に疑問を呈した。
この発言は、ジャニーズ事務所の過去のスキャンダルや問題に対するタレントたちの沈黙が続く中での異例のものであり、業界内外で大きな波紋を呼んでいる。特に、二宮がジャニー氏の存在がなければ自分たちのキャリアもなかったと認めつつも、同時にその影響を批判する姿勢は、タレントたちが抱える複雑な感情を浮き彫りにしている。
しかし、視聴者やファンの中には、二宮の発言に対して「今さら言うのは遅すぎる」といった批判もあり、彼の立場や発言の重みについて疑問を持つ声も少なくない。彼自身が受けた恩恵を振り返ると、過去の行動に対する責任を問う声も上がる。
二宮の発言は、ジャニーズ事務所の未来や、タレントたちが抱える内面的な葛藤を考えさせる重要な契機となるだろう。今後、彼の発言がどのように業界に影響を与えるのか、目が離せない。