約21万円分のポイントを不正取得したとして、28歳の無職の男、河田幸介容疑者が逮捕されました。事件は昨年9月、東京都内のスーパーで発生しました。河田容疑者は、アルバイトとして働いていたこのスーパーのセルフレジを悪用し、商品価格を1円に変更するという手口で、490個の商品を購入したとされています。
河田容疑者が狙ったのは、購入することで最大500ポイントが付与される高価な紙剃りでした。通常、3000円から4000円の価格がついている商品を、セルフレジで巧妙に操作し、1円に設定。これにより、合計で約21万5000円相当のポイントを不正に取得しました。調査によると、河田容疑者は得たポイントを使って買い物やカードの支払い、さらには電車のチャージにも利用していたといいます。
警視庁は、河田容疑者が他にも40万円以上のポイントを不正取得していた可能性があると見ており、余罪について詳しく調べを進めています。この事件は、スーパーのシステムに対する深刻な脅威を浮き彫りにしており、今後の捜査の進展が注目されます。河田容疑者の行動は、単なる不正行為を超え、社会全体に影響を与える問題として捉えられています。