大谷翔平選手が、全米野球記者協会(BBWAA)ニューヨーク支部が主催するMVP表彰式を欠席することが明らかになりました。イベントは日本時間の26日、マンハッタン中心のヒルトンホテルで開催される予定でしたが、ロサンゼルスで続いている大規模な山火事の影響を考慮し、選手は参加を見合わせたとのことです。
大谷選手は、昨シーズンにおいて54本塁打、59盗塁を達成し、3度目の満票でアメリカンリーグMVPに輝いた実績があります。式典では例年、受賞者たちがスピーチを行うため、大谷選手の出席が期待されていました。しかし、現在ロサンゼルスでは多くの住民が被災し避難生活を強いられているため、彼は被災者への配慮から欠席を決定しました。
大谷選手は、昨年の夕食会では英語で約2分間スピーチを行い、大きな注目を集めました。その際、彼は「このMVPは非常に名誉ある賞であり、受賞することは非常に意味のあることです」と語り、ファンやメディアの心をつかみました。今年はビデオメッセージを通じて感謝の意を伝える予定です。
今回の表彰式は節目の100回目を迎えるもので、アーロン・ジャッジ選手との共演も期待されていましたが、幻となりました。大谷選手の思いやりある決断は、彼の人間性を示す一例と言えるでしょう。今後、彼の活躍を見守りたいと思います。