元タレントの中居正広が、WHO（世界保健機関）の性暴力認定に対して反撃の構えを見せています。中居の代理人弁護士は、12日に発表された第三者委員会の調査結果に対して、「暴力的または強制的な性的行為は確認されなかった」と強く主張しました。この発言は、日本社会における性暴力の定義を巡る激しい論争を引き起こしています。

弁護士は、第三者委員会が使用した「性暴力」という言葉の響きが、日本の一般的な理解とは異なることを指摘。特に、WHOの定義が心理的圧力やハラスメントまで含むことから、中居の名誉が著しく損なわれる危険性を訴えました。さらに、調査報告書には具体的な証拠が不足しているとして、詳細な開示を求めています。

中居は、3月9日におよそ6時間にわたり第三者委員会のヒアリングに応じましたが、その内容が報告書にほとんど反映されていないとも指摘しています。このことから、弁護士は調査の透明性に疑問を呈し、より詳細な証拠を求める姿勢を崩していません。

一方、ネット上では中居を擁護する声や、性的同意に関する議論が巻き起こり、事態はさらに複雑化しています。中居の支持者は、「彼は何も悪くない」と強調し、反対派は「暴力の定義が甘すぎる」と批判しています。この混乱の中、どのような真実が浮かび上がるのか、今後の展開に注目が集まります。