元フジテレビの女子アナウンサーでYouTuberの青木歌音さんが、テレビ業界における性被害の実態を告発し、所属事務所を解雇されたことが明らかになりました。青木さんは2025年1月20日、自身のYouTubeチャンネルで「フジテレビの偉い人から色々された」と題した動画を公開し、自身が受けた数々の被害について語りました。

青木さんは、フジテレビのバラエティ番組を制作する会社に所属していた際、業界内で女性に対するセクハラが常態化していることを目の当たりにしました。彼女は「友人のような存在」として扱われていた人物の車で送ってもらったり、食事に行くうちに、徐々にその距離感が強引になっていったと振り返ります。周囲の目がある中でセクハラ発言を受け、反抗すれば番組を干される恐怖に怯えながら、彼女は耐え続けるしかありませんでした。

青木さんは、キスを強要され、その際に体を触られる経験を語り、精神的に追い詰められていったことを明かしました。また、彼女に対して著名な女性タレントとの親密な関係を匂わせるような行為が行われ、次第にその圧力はエスカレートしていったといいます。

青木さんは告発の理由として、身の危険がないこと、証拠が不十分であっても法的に対抗できる状況であることを挙げ、業界の裏側を明るみに出すことが重要だと強調しました。しかし、この告発を行った結果、彼女は所属事務所から解雇され、フジテレビからの圧力を感じざるを得ませんでした。

青木さんの告発は、テレビ業界の闇を照らす一歩となるのか、多くの人々の注目を集めています。この一連の騒動がどのように展開するのか、今後の動向に目が離せません。