お笑いコンビ「ロッチ」の中岡総一さんが、人気バラエティ番組『世界の果てまで行ってQ』のロケ中に重傷を負い、全治数週間の診断を受けた。この事故は、視聴者や関係者の間で大きな波紋を呼び起こしており、安全管理への疑念が浮き彫りになっている。中岡さんは、2025年7月4日にベトナムで行われたロケ中、モーターボートを使用するシーンで腰を強打し、第2腰椎圧迫骨折の疑いがあるとの診断を受けた。日本テレビ側は今後の安全確認の徹底を約束したが、過去にも中岡さんは複数のアクシデントに見舞われており、番組制作側の姿勢に疑問の声が上がっている。
さらに、中岡さんが関与したワールドベースボールクラシックの企画も物議を醸している。彼は、米国での決勝戦観戦のために与えられたミッションをクリアするも、結局試合の重要な瞬間を逃してしまった。この一連の出来事は、視聴者から「いじめ」との声が上がり、中岡さんの苦悩を深く印象付けた。
中岡さん自身もInstagramで、スタッフや番組に対する複雑な思いを語りつつ、成長への意欲を示した。しかし、番組制作側の過剰な演出や出演者を追い込む手法が問題視されており、業界全体の安全管理への見直しが求められている。視聴者は笑いを求める一方、出演者の人間性や安全を守るべきだという強い意見が交わされている。
今回の事故を契機に、エンターテインメント業界における笑いと安全の両立の難しさが再び問われている。中岡さんが今後どのようにこの経験を生かし、成長していくのか、注目が集まっている。