大分県肘町で発生した三永マチ子さんの失踪事件は、14年経った今でも謎に包まれています。2011年9月12日、35歳の主婦が自宅から忽然と姿を消したのです。彼女の家は静かな住宅地にあり、玄関の鍵は開けっ放し、携帯電話は布団のそばに置かれたまま。普段使いの枕とアニメタオルが持ち去られたことから、家族は彼女が自発的に外出したのではなく、何者かに連れ去られた可能性が高いと考えています。
事件当日、マチ子さんは体調不良を訴え、子供たちを学校に送った後、自宅に戻ったとされています。その後、午後3時頃に長女が母に電話をかけましたが、応答はなし。懸念した長女が家に戻ると、母はどこにもいなかったのです。家の中には争った形跡はなく、ただ異常な状況が広がっていました。
警察は当初、事件性を疑わず慎重に捜査を進めましたが、他の事件に優先順位を置いたため、マチ子さんのケースは後回しにされました。その間に、同じ町で起きた高齢夫婦の不審死や2歳女児の失踪事件が報道され、注目を集めました。特に女児の事件は誘拐の可能性があり、警察のリソースがそちらに集中したのです。
失踪から数日後、マチ子さんの家に「助けて」という女性の声の電話があったことも、彼女が生存している可能性を示唆していますが、警察は手がかりを追えずにいます。家族は独自に捜索活動を続け、SNSやブログで情報提供を呼びかけましたが、未だ有力な情報は寄せられていません。
この事件は、単なる失踪事件ではなく、地域社会を揺るがす深刻な問題です。マチ子さんの行方は依然として不明であり、彼女の家族は帰りを待ち続けています。私たちもこの謎を解明するために、目を離してはいけません。