日本のエンターテインメント界が揺れ動く中、旧ジャニーズ事務所の後継企業がテレビ局と手を組み、年間180公演を行う専用劇場の計画を発表しました。この計画は、2026年春に東京有明に開業予定の「東京ドリームパーク」に約1500席の最新劇場を設置し、スタートエンターテインメントに所属するタレントたちがその舞台でパフォーマンスを行うというものです。しかし、この壮大なプロジェクトには暗雲が立ち込めています。

新番組「高一茂の満長」が2025年10月にテレビ朝日系でスタートすることが発表されましたが、その裏には旧ジャニーズ事務所とテレビ局との不透明な関係が潜んでいます。ファンからは、「この計画は特定の事務所のために電波を私物化するものではないか」という厳しい批判が寄せられています。公共の財産である電波を利用するテレビ局が、なぜ特定の芸能事務所に巨額の費用を投じるのか、その透明性が問われています。

さらに、エンターテインメント業界全体への悪影響も懸念されています。特に、2.5次元舞台ファンからは、スタートエンターテインメントが劇場を独占することで他のカンパニーが使用できる劇場が減少し、業界の多様性が失われるのではないかという不安の声が上がっています。ファンは、若手タレントがこの劇場に「飼い殺し」にされるのではないかと心配しています。

この計画の顔となる堂本光一氏に対しても、ファンは複雑な思いを抱いています。彼自身が外部の舞台で成長してきたことを知っているだけに、同様の機会が次世代のタレントたちに与えられないことを危惧しています。今、エンターテインメント界の未来が大きな岐路に立たされています。