神戸市中央区のオートロック付きマンションで、24歳の女性が見知らぬ男に刺されるという衝撃的な事件が発生しました。犯人は谷本正容疑者（34歳）で、事件発生の約50分前から被害者を執拗に尾行していたことが明らかになっています。谷本は、被害者がマンションに入る瞬間を狙い、オートロックを突破して侵入。その後、エレベーター内で凶行に及びました。

事件は2025年8月20日午後7時20分頃、神戸市のマンションで発生。谷本は被害者を約50分間も追跡し、密室のエレベーターでの犯行を計画的に実行しました。驚くべきことに、谷本は過去にも同様の犯罪歴があり、2022年には暴力事件を起こしていましたが、執行猶予中の身でした。

事件前の行動は極めて計画的であり、谷本は事件の3日前から被害者の行動を観察し、通勤ルートや帰宅時間を把握していたとされています。彼は、女性を狙うために神戸に戻ったとみられ、同僚には「地元に戻ると悪いことをしてしまいそう」と語っていたことも判明しています。

この恐ろしい事件は、谷本の心理的背景や過去の犯罪歴が影響している可能性があります。彼の行動は無差別であり、被害者は偶然の標的だったと考えられます。現在、谷本は逮捕され、事件の詳細な調査が進んでいます。社会全体がこの問題に対する意識を高め、再発防止に向けた取り組みが急務です。被害者の方のご冥福を心よりお祈り申し上げます。