台湾で衝撃的な事件が発覚しました。公衆トイレに遺棄された女性の頭部が発見され、警察はその背後に潜む恐ろしい真実を追及しています。2013年3月15日、台北市の公園内の男性トイレで、清掃員が強烈な異臭を嗅ぎつけ、ビニール袋を開けると、なんと塩漬けにされた女性の頭部が姿を現しました。さらに、その頭部には「チェンワンティン」という名前が書かれたメモが添えられていました。
この事件の背後には、実の兄による凶悪な計画が隠されていました。兄のチェンジャフは、妹の精神的な問題に悩み、彼女を殺害した後、遺体を公衆トイレに遺棄し、警察に匿名で通報するという冷酷な手段を選びました。彼は、妹の名義で契約した保険金を狙っていたのです。
事件の詳細が明らかになるにつれ、兄妹の複雑な関係が浮き彫りになりました。妹は結婚生活の破綻により精神的に不安定になり、売春に手を染めるようになっていました。兄はその状況に耐えられず、ついに凶行に及んだのです。
警察は、監視カメラや筆跡鑑定を通じて兄の犯行を特定し、逮捕に至りました。兄は精神的な問題を主張しましたが、鑑定の結果は異常なしとされ、死刑が求刑されています。この事件は、家族間の愛憎が引き起こした悲劇の象徴であり、周囲の人々に深い衝撃を与えています。今後の裁判の行方が注目されます。